所属機関名 |
東京医科歯科大学大学院 保健衛生学研究科 先端侵襲緩和ケア看護学 博士後期課程 |
留学目的 |
欧米では、臓器移植医療は日常の医療として確立されている。現在の本邦では脳死が十分なコンセンサスが得られているとは言い難く、特異的に生体臓器移植が進歩しているが、今後本邦においても臓器移植医療が日常的医療の仲間入りをするであろう。利他行為のもと成立する臓器移植という治療法を先端医療技術としてだけではなく、倫理社会的問題としてどう取り組んでいくかを考えなければならず、また死生観も問われることになる。これらの特殊性により新たな研究課題と、看護領域が生み出され求められている。しかし、心の変遷についての研究は未開発であり、迷いや苦悩に対してどのような援助が効果的なのかも明らかにされていない。そこで、このような背景の中、多くの実績を有する米国の移植医療における心理社会的支援について着目し、日米の比較検討をしながら我が国における専門的な精神的ケアのあり方を学びたい |
受入機関 |
USC (University of South CA), USA |
助成金額 |
4,000,000円 |
留学期間 |
16.03.01~17.05.31 |
採択年度 |
平成15年 |
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