事 業 案 内

過去のワークショップアーカイブ

第2回ヘルスリサーチワークショップの概要です。

昨年スタートした「ヘルスリサーチワークショップ」の第2回を、平成18年1月28日(土)・29日(日)にアポロラーニングセンター(ファイザー(株)研修施設:東京都大田区)で開催しました。 ヘルスリサーチ分野、保健医療分野、行政分野の研究者・実務担当者とファシリテーター等、昨年を上回る約60名の参加を得た今回の基本テーマは「2030年への羅針盤-人口減少時代の保健医療モデルを探る-」です。本ワークショップの最大の目的が、多彩な人材が出会い、そして楽しく学ぶという「“出会い”と“学び”」であり、「誰かが教えてくれる研修会ではなく、参加する一人ひとりが楽しみながら“何か”を始めるためのお手伝いをするための集まり」であることは、第1回から一貫したコンセプトとして継承され、ワークショップ中は、肩書きや立場を忘れるために、お互いに「さん」で呼び合うというグランドルールが、今回も設定されました。

開催日 平成18年1月28日(土)・29日(日)
会 場 ファイザー株式会社 アポロラーニングセンター(東京都大田区)
主 催 公益財団法人ファイザーヘルスリサーチ振興財団

■プログラム概要 第一日

2006年1月28日(土)

11:00〜11:30 開場・受付・集合
11:30〜12:30 昼食
12:30〜13:20 オリエンテーション、チームビルディング
歓迎の挨拶、自己紹介
13:20〜13:30 ブレイク
13:30〜16:00 基調講演:司会 開原 成允 先生
16:00〜16:30 ブレイク
16:30〜18:30 分科会(グループ別)
19:00〜21:00 情報交換会

■プログラム概要 第二日

2006年1月29日(日)

8:30〜11:30 分科会(グループ別)
11:30〜12:30 昼食
12:30〜14:55 チーム発表/討議/まとめ
14:55〜15:00 閉会の挨拶
15:00 解散

第1日目

まず参加者、幹事・世話人等の自己紹介。
自分の職種の紹介とともに「3億円の宝くじに当たったら何に使うか」という一言を付け加えることとされ、和やかな滑り出しとなりました。

次に開原 成允さん(国際医療福祉大学副学長・大学院長)の司会により、3人の基調講演が行なわれ、

島崎 謙治さん
(国立社会保障・人口問題研究所政策研究調整官)
演題: 人口問題と医療政策
-少子高齢化・人口減少社会において
医療政策は如何にあるべきか-

二木 てるみ さん(女優)
演題: 優しいアーティスト 
-医とこころ-

國領 二郎 さん(慶應義塾大学環境情報学 教授)
演題: 情報技術による価値創造 
-25年後の世界は・・・-

その後、基本テーマに沿って4チームに別れて、各々の個別テーマについての分科会が行なわれました。

・財(たから:Finance & Economics)チーム
・改(あらためる:Innovation & Challenge)チーム
・協(かなう:Teamwork & Collaboration)チーム
・育(そだてる:Education & Development)チーム

夕食時には、ビュッフェスタイルの情報交換会により、参加者、幹事・世話人等の“出会い”と親交の輪が広がりました。

第2日目

午前中、前日から引き続いての分科会により、各チームでの活発な討論とその取りまとめが行なわれた後、午後から再び全員が一堂に会して、チーム別発表と全体討議が行なわれ、全プログラムが終了しました。

今後について

昨年から始まった本ワークショップ事業は、今年も引き続き、参加者から非常に高い評価をいただき、大盛会でした。本事業によって、ヘルスリサーチ研究の取り掛かりのためのきっかけとなる場を提供し、具体的研究へと進んだ場合のそれに対する助成という従来の財団事業とともに、ヘルスリサーチ研究への一連の支援体制によって、当財団はさらにヘルスリサーチの振興に貢献してまいります。今後とも財団の活動にご期待ください。

来年2007年も、1月の同時期に第3回ヘルスリサーチワークショップを開催予定で、今後テーマ等詳細の企画立案を行ってまいります。